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26日は「文化財防火デー」。1949年のこの日、法隆寺(奈良県)の金堂が燃え、堂内の壁画が焼損したことがきっかけで制定されました。ちなみに、この年の2月には、松山城の筒井門(当時は国宝)も放火で焼失しています。
木造建築物は火に弱い、というのが泣き所です。最近は木造も増えてはいるようですが、学校などをはじめ公共建築物は、やはり鉄筋コンクリート造りがほとんどですね。
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久万高原町菅生の町立久万美術館は、全国的にも珍しい木造の美術館です。林業が盛んな同町特産のスギなどが使われています。木造瓦ぶき平屋建て約1000平方メートル。89年3月に開館しました。
玄関で靴を脱ぎ、足を踏み入れると、こぢんまりした中に、温かみのある館内=写真・同美術館提供=です。中には床に寝転がって鑑賞する、という入館者もいるそうです。
ただ、前述の通り、木造は防火上の懸念があります。計画のスタートは86年で、当初から木造での検討を始めましたが、完成までには紆余(うよ)曲折があったそうです。
キーマンは、当時、建設の指導にあたった元文化庁主任文化財調査官で建築家の半澤重信さん(80)=東京都練馬区=です。
「美術館や博物館は木造のほうが適している、というのが持論です」と半澤さん。コンクリートからはアンモニアなどのアルカリ性のガスが発生し、油絵などの展示・収蔵物に変色などを起こすからだそうです。半澤さんは「コンクリートの場合、アルカリ性ガスの発生が落ち着くまでの完成後2年間は展示品を収めないほうがいい。木材を利用すればそんな心配はなく、湿度を調節する機能も期待できます」とメリットを説明してくれました。かくして、木造の美術館が実現したというわけです。
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そういえば、木造の収蔵庫が優秀であることは、社会科の授業で習いましたよね。奈良の東大寺にある正倉院です。三角材を井桁(いげた)に組み上げた校倉(あぜくら)造りで、多数の貴重な美術工芸品を保存してきました。もちろん、火災に遭わずにきたという“運”もあるでしょう。
やはり、木造建築物に火は禁物です。久万美術館も万一に備え、内部で火が対流して燃え広がらないように、館内構造を工夫しているそうです。また、収蔵庫は山林火災に巻き込まれないようコンクリート造りにして、その内側に木造の建物を造っています。
とはいえ、そんな“工夫”が役立つことがないのが一番です。木造の建築物は大事に使えば長持ちします。100年以上先まで愛され続ける美術館であってほしいと願っています。【松山支局長・関野正】
1月24日朝刊
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自宅に放火、全焼させたとして、現住建造物等放火罪に問われた松江市八雲町、無職、勝部登美子被告(52)に対する裁判員裁判の求刑公判が20日、松江地裁(吉井隆平裁判長)であり、検察側は懲役4年を求刑した。判決は21日。
論告で検察側は「周囲にまで延焼しかねなかった危険性の高い犯行」と指摘。弁護側は「家族を含め、誰も処罰を望んでいない」として、執行猶予付きの判決を求めた。
起訴状などによると、勝部被告は昨年5月15日、木造2階建て自宅1階で、火のついた新聞紙をこたつ布団の上に置き、同住宅約200平方メートルを全焼させた。
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平塚市中里の同市立富士見小学校と春日野中学校の校内で20日、ごみ収集コンテナなどが燃える不審火が相次いだ。いずれも校舎への延焼はなく、けが人もなかった。平塚署は被害届を受理し捜査を始めている。
平塚市消防署によると、同日午前2時40分ごろ、近隣住民から「富士見小の東門付近でごみ箱が燃えている」と消防署に通報があった。消防隊員が駆け付け、15分後に鎮火した。燃えたのは鉄製のごみ収集のコンテナ(高さ約120センチ、幅220センチ、奥行き80センチ)2台の中に捨てていた紙ごみなどで、何者かがコンテナのふたを開けて火を付けたとみられている。
同小から約100メートル離れた春日野中では同日午前6時50分ごろ、校務作業員が腐葉土を作る施設(高さ90センチ、幅300センチ、奥行き150センチ)の一部が燃えて、くすぶっているのを見つけ、消火器で消したという。
市消防は夜間巡回の警備を強化する。
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